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	<title>紙と印刷の MAIL MAGAZINE</title>
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	<description>このblogは、印刷の余白Lab.の発行するメルマガのバックナンバーストックです。「紙のメルマガ」と「印刷のメルマガ」を交互に毎週木曜配信中。内容はそれぞれ「紙」と「印刷」のメインテーマに、サブコーナーとして印刷の余白Lab.の野口が周囲の気になる方々とコアな世間話をする「のぐちまわり」を収録してお届けしています。</description>
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		<title>紙14『輸入紙あれこれ／海外の特殊紙メーカー』</title>
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		<pubDate>Mon, 26 Oct 2009 03:00:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[紙のメルマガ]]></category>

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		<description><![CDATA[前回は国内の製紙メーカーをピックアップしながら、各社の抄造している特殊紙を紹介してきましたが、今回は海外特殊紙メーカーを取り上げてみたいと思います。
調査がてら各社のサイトを見ていると、日本には入ってきていない紙にも面白いものがけっこうある……！ ということで、役立つかは分かりませんが各社webアドレスも併せて。
◎［Gmund：グムンド］ドイツ
「いかにも特殊紙かつ輸入紙」という紙をいろいろ製造している、ドイツのメーカー。分かりやすいところだとパールのキラキラ系で人気のある、トレジャリー、リアクションを作っている会社です。タチアナ、ヴァランティノアズなど布地っぽいテクスチャが得意なのかも……？
他にはバスケットボールの表面みたいなアレザン、ビールファイバーを混ぜ込んであるビア・ペーパーはお国柄も感じさせます。紙以外にステーショナリーも販売しており、日本では銀座 伊東屋の4F in Shopでゲットできるはず。
http://www.gmund.com/
◎［Arjowiggins：アルジョウィギンス］フランス
高級ステーショナリー紙のコンケラーシリーズ、水彩紙で名のあるアルシュなどハイクオリティペーパーを製造している、フランスのメーカー。キュリアスシリーズ（カラー半透明のTLや、パールのIR、メタルなど）も製造しています。キュリアスは残念ながら、国内の取り扱いカラーが半減してしまいましたが……。
日本では株式会社ヤマトという代理店が入っていて、コンケラーを使用したステーショナリーデザインコンテストも開催しています。今年は11月10日まで募集している様子。興味のある方はチェックしてみては。
http://www.arjowiggins.com/
▼コンケラー・デザインコンテスト 2009-2010
http://www.con2009.jp/
◎［Cordenons：コルデニンス］イタリア
日本で主にお目にかかるのは、どちらもインパクト大なプライクとスタードリーム。近年有名になったプライクはぬめっとした表面のコーティングが特徴。日本には入ってきていませんが、グリーンやグラファイトなんてカラーもあるんですね。スタードリームは色数豊富なパール紙。さすがのイタリアメーカーというか、目立つ紙が上手いです。
サイトに各国のディストリビューションしている会社が出ているのですが、ここ見ると世界の紙の輸入代理店が分かりますね（笑）
http://www.gruppocordenons.com/
◎［Neenah：ニーナ］USA
布地のような質感のエンボスを加えたクラシックリネン、Eames Officeとコラボレーションしたイームズなどを作っている会社です。
2007年にエバーリーブやゲインズボロー、テトンなどのコットン配合紙を多く製造しているフォックスリバー社（Fox River）を統合。和風の渋いカラーで日本でも好まれそうな再生紙、フェイズ2もフォックスリバー製です。
さらにクレーンクレストなど、100％コットンの高級ステーショナリー紙を作っているクレーン社（Crane）とも提携しています。
http://www.neenahpaper.com/
◎［Iggesund：イグスンド］スウェーデン
パッケージ板紙として人気のある、インバーコートシリーズを製造しているメーカー。林業との連携にも力を入れていて、デザイナー向けに林業を知るための講習会や、手すき体験も行っているようで羨ましいです……。日本でもどこかやらないでしょうか。
http://www.iggesund.com/
他にもステーショナリー紙系のやストラスモア社、もこもこ起毛のヴィベール社、メタリックでよく見るザンダース社など様々な海外メーカーの紙が日本でも流通しています。面白いのは、これらのメーカーは決して世界の売上高ランキングで上位に食込んでくる会社ではないということ。限られた目的で使う個性的でニッチな紙ほど、グローバルに流通してるんですね。
制作するときに「国で選ぶ」要素も加わってくると、少し見え方が変わってくるかもしれません。
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		<title>印刷13『見える見えない／インタラクティブなインキ』</title>
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		<pubDate>Thu, 15 Oct 2009 01:00:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[印刷のメルマガ]]></category>

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		<description><![CDATA[印刷の余白Lab.の名刺残数が少なくなってきたため、新しいものに作り替えることにしました。
毎回、印刷サンプルも兼ねて制作されている印刷の余白Lab.の名刺。ここしばらくは、箔のテストも含めて箔を押したものが多かったのですが、見た感じをシンプルにしたいのと「刷り」のネタを増やしたいと思っていたので、今回は両面単色オフセットのみ。それも、ぱっと見では片面モノクロの名刺に見えるようにしてみました。
まとめた仕様が以下のような感じです。
｜用紙：きらびき　SR-180 → http://bit.ly/F75kS
｜印刷：表1C：ブラックライトインキ ／ 裏1C：墨
ブラックライトインキとは、通常は透明で、ブラックライトを当てたときだけ色が分かる透明の蛍光インキです。つまり片面は通常の状態では白紙に見えて、ブラックライトを当てたときだけ発光して見えるということ。お札やチケットの偽造防止にも使われたりします。（多いのはブルーやグリーン発光ですが、他のカラーもあります。）
しかし通常は透明……といってもインキが乗ってはいるわけですし、どのくらい見えないもんなのか、気になります。その確認も兼ねて今回は自分で使ってみました。渡すときにちょっと面白いですよね。（つまり名刺渡すときLED持ち歩かないと……笑）
と、言いつつ実はまだ完成前。経過はまた報告します。
さて、こうした「ある状況下で見えの変わるインキ」は他にもあり、インキを変えることで色を刷るの以外にも様々な効果が出せます。オフセットに対応していないもの（スクリーン印刷のみなど）もありますが、下にいくつかご紹介します。
◎フォトクロミックインキ
紫外線で可視化する、あるいは色が変わるインキ。ブラックライトインキとの違いは太陽光などにも反応し、紫外線量によって濃度が変化します。
◎蓄光インキ
光を吸収し、暗闇でぼやっと光るインキ。ベースが乳白色のため、明るいところでも印刷されているのが若干分かります。インキ層が厚いほど蓄光効果は強くなります。やはりメジャーなのはブルーやグリーン発光。
◎示温インキ
暖める・冷やすなどすると、色が現れるたり消えたりするインキ。色が現れる温度・消える温度はある程度コントロールができます。マグカップで温度によって絵柄の変わるものなどはこれです。
◎フリクション印刷
白い面を鉛筆でこすると、カーボンがくっついて絵柄が現れてくる印刷方法。インキが特別なものではないのですが、マット剤を透明メディウムに混ぜて印刷します。
同じ印刷機を使っても、インキを変えると様々な効果を出せるのが印刷の面白いところ。しかし機能性インキに慣れてない印刷所では扱いが難しい場合もあります。こういうジャンルで小回りをきかせてくれる印刷所、私も渇望しているのですが……まだまだリサーチが足りないところかもです。
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		<title>雨の日にDonnyさんと電話</title>
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		<pubDate>Thu, 15 Oct 2009 00:59:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[のぐちまわり]]></category>

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		<description><![CDATA[◇2009.10.5 ＠ 印刷の余白Lab. office◇
野口（以下・野）：はい、野口ですー。
Donny（以下・Ｄ）：ドニーです。
野：あ、ドニーさーん、おつかれさまです。
Ｄ：IID 5周年パーティーのときに話したやつなんだけど、いま色々、立体インクジェットとか方法を考えていて……
野：成形された立体への印刷ですよね。すみませんバタバタしてて。ちゃんと調べてませんでした……（っていうかちょっと忘れてた）
Ｄ：いやいや、それは全然。で、モノはハト時計なんだけど、その表面に影を表現したいんだよね。にじみとかグラデーションを出すならインクジェットでできれば良いかなと思っているんだけど。
野：ハト時計！？ （時計とは聞いてましたけど）あー……、あ、じゃあ立体インクジェットといってもかなり厚み、というか変型の物体に、しかも階調を出す……となるとマーキング用の産業インクジェットで階調が出せるかはあやしいですね。パッド印刷も凹凸が少なければいけるかもですが（版代と治具でそこそこするかも……）。
一点ものなんですよね？
Ｄ：そう。形は立方体に三角がついてるような家の形で、シンプルにはできてるんだけどね。デザイナーはもっとシンプルにしようとしたみたいなんだけど、主催側の意向で、コバとかもあまり綺麗に処理しないような感じの。
野：あー、こういうシリーズのテイストですね（webで確認中）
なるほど……。あ、塗るんじゃなくて焦がすとかだめですか？木製だったらレーザーでこう、段階的に焼き込むみたいなことできるかも、なんて。
Ｄ：いまレーザー印刷で検索してるんだけどアマサキってところがトップに出てくるね。大阪か……出張？
野：いや、たぶんもっと近くにいろいろあると思いますよ＾＾；
あとは手作業になっちゃいますけど、レーザーカットで型紙切ってステンシルするとか……いっそ一個だけなら手塗りじゃだめなんですか？
Ｄ：手塗りはでき　れば　したくないなー。この企画には他のアーティストも関わっていて、そこにデザイナーとして参加する以上、アーティストとは違う方向で関わらないと意味がないというか……
野：工業とか、工芸とか。製品っぽくしたいってことですねー。ふーむむむむmm&#8230;
Ｄ：そういうことですね。
野：なるほどなるほど。またなんか思いついたら連絡しますー。
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		<title>紙13『あの紙を作ってるのは誰？／特殊紙に強い製紙メーカー』</title>
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		<pubDate>Thu, 08 Oct 2009 03:00:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[紙のメルマガ]]></category>

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		<description><![CDATA[特殊紙といえば竹尾のイメージがありますが、竹尾のような代理店では様々な製造メーカーで作られた紙を集め、流通させています。
各社の作っている紙を調べていくと、メーカーごとの特徴も見えてきて面白い。持っている抄紙機によって、作れる紙も変わってくるのが分かります。今回は、普段は裏に隠れてしまって見えてこない、特殊紙のメーカーごとに紙をピックアップしてみたいと思います。
ということで、まずは国内の代表的なメーカーをご紹介。
◎［特種製紙］
特殊紙の製造については老舗中の老舗。レザックシリーズやタント、マーメイドの生みの親です（マーメイドができたのは1956年！）。
最近人気のラフグロス系でも Mr.B、ミセスB など使い勝手の良い紙を出しているほか、白色度の高いルミネッセンス、GAスピリット、両面パール紙の代表格ペルーラ・ラスターも特種製紙製。
ジャンルの幅の広い製紙会社ですが、サンバレーオニオンスキン、サーブル、新局紙、シープスキンなど外国っぽいステーショナリー系に強いのも特徴。高平滑なパリッとした紙も得意で、MLファイバー、マイカレイド、パルテノンなどは1950年代から販売されています。
◎［王子特殊紙］
業界最大手の王子製紙グループの特殊紙部門。OKミューズコットン、OKぬのじ などOKのつくシリーズや、オフメタル、このごろ人気のハーフエアなど多くの特殊紙を生み出していますが、竹尾見本帖に収録されていない特殊紙も数多く製造しています（王子グループの販売代理店、平和紙業のサンプルが比較的カバーしているもよう）。
「漉き」に特徴のある紙が得意なようで、雨滴が落ちたような透かし文様のフラスコ、木屑を混ぜこんだようなボコボコ感のファサード、ジーンズの端切れを配合したジーンズエコ100など抄紙機の限界に挑戦するような心意気が素敵です。
また、同じく王子グループだった富士製紙も統合し、こちらでは柄入り半透明紙のアートドリープ、キャストコートのルミナカラーなどを製造しています。
◎［日清紡ペーパープロダクツ］
名前の通り、母体は明治からある紡績の会社。ですが超メジャーな特殊紙メーカーです。
特殊紙の代表格ヴァンヌーボシリーズやアラベール、多色展開のNTラシャ。エンボス柄のNTストライプGA、トラックGA、フィオーレGAなど。キラキラ系でもシャインフェイスやミランダといった、オールマイティーな活躍っぷり。
合成紙に強いのも特徴で、カラー半透明紙の NTパイルや、ピーチコート（一般印刷タイプは年内で販売終了）の製造元でもあります。そういえば地下鉄駅ホームにあるバックライトの壁面マップ、あれにもピーチコートが使われているみたいです。
◎［三菱製紙］
感熱紙やPPC用紙など情報用紙を多く製造している三菱製紙ですが、特殊紙でもピンポイントに良い紙を作っています。トレペ系の代表、クラシコトレーシング、DXトレーシングペーパーNは、情報用紙の開発から出てきたようです。また、事務筆記用紙やタイプライター用紙から派生した、バンクペーパー、スピカボンドのようなステーショナリー系も。
最近出た名作がライトスタッフ。しっとりとした独特の質感と印刷再現性、コストの低さが秀逸な紙です。
◎［五條製紙］
製紙メーカーの中では若い五條製紙。もともとはパッケージ用紙がメインのため、厚紙系・表面のコーティングに強いです。
パール・金銀のラインナップが豊富なスペシャリティーズシリーズ、高光沢コートのバリエーションが多いグロリアシリーズなど、DM・パッケージ向きの非常に魅力的な紙があるのですが、まだ代理店にあまり取り上げられていないので、メーカー直で見本をゲットしていただきたいです（銘柄指定すれば販売店を通して購入可能）。
……と、いうことでごく一部ですが製紙メーカーの紹介でした。この他にも、特徴的な紙を漉いている製紙工場はいくつもあります。
さらに特殊紙はこれら国内メーカーのものだけでなく、海外からの輸入紙も流通しています。次回は「これも輸入紙？」な海外のメーカーを取り上げてみたいと思います。
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		<title>Ishii Collectionのご主人と野口とAK</title>
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		<pubDate>Thu, 08 Oct 2009 02:59:36 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[のぐちまわり]]></category>

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		<description><![CDATA[◇2009.9.20 ＠ Ishii Collection（南青山*1）◇
ご店主（以下・主）：それはね、着物の柄を染めるための型紙なんですよ。和紙にこう、柿渋を塗って。
野口（以下・野）：この表面（の深い焦茶）は渋の色ですか？
主：そうそう。和紙に柿渋を塗って、2枚3枚と貼り合わせて、薫製みたいにいぶしてから、さらに3年くらい置いてから使うんですよ。そのとき紙の目の縦横が交差するように重ねると紙が歪まなくなる。そのへんのは江戸時代のものですね。
野：それを手彫りしてるんですよね。細かい……。この小さな穴（1mmくらい）がいっぱい開いてるのはポンチみたいに抜いてるんですか？
主：それは先のカーブした細い彫刻刀をくるっと回して切ってるんですね。ものすごく細かい柄は本当に職人芸だけど、これも量産のために作られた道具だから。さらに着物を染めていくわけだけど、道具つくるまでが一番大変。江戸時代にはシーボルトが何万枚もオランダに持ち帰って、それがドイツやイギリスに渡ってステンシルに取り入れられたりね。
野：今もしっかりした状態で残ってますけど、どのくらい保つものですか。細かい切り込みのところとか、折れそうな気が……。
主：300年くらいとも言われてるけど、そこまでは保たないんじゃないかな（笑。比較的新しいものにはメッシュが貼ってあるけど、江戸時代くらいのものには、ほら、ほそーい糸が通してある。一度切り抜いた型紙を剥がして、間に糸を通してもう一度張り合わせてあるんですよ。
野：おおお、これ、寸分違わず張り合わせるだけでも難しそうですけど。今も彫り師さんっていらっしゃるんですか？
主：いますよ。伝統工芸として残してて、普段は他の仕事したり、カルチャースクールの先生をやってる人も（笑。今は機械で簡単に作れちゃうから、すっかり不要の技術になってしまって。でもこうした型紙を見てると、これだけ沢山の柄が製品として世に出てたのはすごいことですよ。今は柄のパターンもある程度決まってるでしょう。昔は呉服屋好みとか、百貨店好みの柄とかがあって、それぞれに違う品物を扱ってたんですよ。
野：これだけのバリエーションが製品としてつくられてたっていうのは、手作業が生きた時代だからこそなんでしょうね。
AK：こっちに積んであるのは……？
主：そっちも面白いんだよ。1960年くらいからの毎年の流行色の色見本で、服飾の布屋とか問屋が集まって「今年の流行色はこれで」っていうのを毎年みんなで決めてたんですね。今もそういう組織、あるでしょう。で、この見本から着物のデザインを発注したり。
野：業者間で「この色」って決まってから、デザイナーにこの色を使ってデザインしてくれって発注されてたんですか。
主：そう。表に書いてある文章も面白いでしょ。「世界の流行色」とか「ヨーロッパモダンとの融合」とか。このころはあんまり「和」なんて考えていなくて、世界へ出ていく方へ意識が向いていたんだね。今は「和風」の落ち着いた色とか、Tシャツに着物柄が刷られてたりするけど、むしろ今の若い人は、外国人が日本を見るような目で見てるのかも知れない。そっちのは昭和30年頃の見本帳。
野：すごい鮮やかですね。
主：変わった配色だね。昔は天然染料を使ってたけど、化学染料ができたら発色が格段に良くって一気に使われ始めたんですね。これも工業用品だから元はアートでは全然ないんだけれど、切って額に入れたりして「見立て」れば、面白いものになるでしょ。
野：こうしたものはご主人が探してこられるんですか。
主：そうですね。特に芸術として作られたものじゃなくても、安い工芸品として作られたものが、いま見ると面白かったりもするし。一歩間違えればキッチュなものだけれど、その寸前で踏みとどまっているものは結構好きなんですよ。
野：うーん、すごく面白いです。お邪魔しました、また来ますー
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		<title>印刷12『印刷のコーディネートってなんだろう』</title>
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		<pubDate>Thu, 24 Sep 2009 03:00:08 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[印刷のメルマガ]]></category>

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		<description><![CDATA[メルマガをお休みしている間、講座以外にも取材される側になったり人前に立つ機会が増えていました（おかげで10月は露出多め……）。なんだか「しごと・働き方の話」が多かったように思います。
振り返りも兼ねて、今回は野口の「印刷コーディネーター」という仕事の話を書いてみたいと思います。
印刷コーディネーター、別にオフィシャルな職業名ではありません。
（印刷所の中にはちょっと違う役割でコーディネーターという人が居るようです……、なんかすみません）
普段は面倒なので、グラフィックだけじゃなくて紙選び・印刷提案（特殊加工も含む）から手配、加工に合わせたデザインアドバイスまで、ケースバイケースで総合的に相談に乗りますって言ってるのですが、これは「制作のコーディネート」の部分。
じゃあ「印刷のコーディネート」をどう捉えているかというと、「印刷」という製造業、工場、技術、人、メディアなどなど、広い目で見渡してみて「こういうのあったら良いのにな」という隙間を見つけて埋め立てていくこと、でしょうか。
大きく聞こえますが実際の動きはニッチで些細なことですし「個人でしか仕事にできないこと」だと思います。既存の社会からこぼれ落ちたものをひろっていく作業だと思っているので。
具体的に動いていることは、ひとつは制作コーディネートで「個人でも面白いものがつくれる！」というB to B以外の路線を敷いてくこと。私自身が印刷技術を理解して、リスクとコストを抑えながら、ときどき業界セオリーの裏をかいたりもしながら、「業界の外から発注するイチ個人」になること。広告代理店のような大きい会社じゃないとできないことはたくさんありますが、ルートはもっと多様で良いんじゃないかと思います。
もうひとつは現場の技術をお借りして、新しい商材（加工方法）をつくっていくこと。印刷実験と称してレポートすることで、それを世の中にオープンにしていくこと。デザイナーの凝った作品と違うところは、あくまで私の目的はプロトタイプ制作なんですね。単発ではなくて、いずれ印刷所の商材になるものじゃないと。だから、実験だけど現場が無理しなくてもできるものを考えたいです。
そして、始まったばかりの『紙ラボ！』は、紙・印刷を使える人が増えてほしいという思いもあるのですが、紙屋さんや印刷現場の、普段は裏方に徹している方々に出てきてもらう場所としても考えています。私が会いたい人、聞きたい話を、講座にかこつけて呼んでくる場所でも……＾＾；
意外なほど、紙と印刷について業界の外から学ぶ機会は少ないです。だからこそ紙ラボ！は、自由大学の講座だけでなく他のパッケージ展開ができるような気もします。まだまだ広がりそうなセクション。
他にもアイデアレベルではいろいろありますが、これらを総括する「印刷の」コーディネートを「どうやって収益にするか」を考えるのが私の仕事ですね（笑。
ホントそこは悩みどころなんですけど……。
スタートから丸9ヶ月。
案外、いろいろやってるなあという感じですが「視野は広く仕事はピンポイントに」こそこそ頑張っていきますので、改めてよろしくお願いします。
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		<title>IIDの秋元さんとおはなし＠MTG Room</title>
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		<pubDate>Thu, 24 Sep 2009 02:59:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[のぐちまわり]]></category>

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		<description><![CDATA[これまで野口が周囲の気になる方々とコアな世間話を展開する様子をお届けしてきました「のぐちまわり」。
今回から若干形式を変えまして（なにしろ取材時間がとれないので……）野口の普段の会話や打合わせの模様で、興味深かったものをピックアップするかたちで進行してみようと思います。いやいやなかなか、面白い話は日常に潜んでいるものです。
余力があれば、アポ取材も敢行する方向で。
名付けて「風とロック」方式（おい）
今回はIID（世田谷ものづくり学校）の事務局で、ワークショップやイベント企画を担当している秋元友彦さんから呼出されたところから……。あ、体育館裏じゃないですよ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2009.9.10 ＠ IID（世田谷ものづくり学校）ミーティングルーム
野口（以下・野）：いやーマルイのワークショップ、請求書の名目間違えててごめんなさい（汗；
なんですか？（どきどき）
秋元（以下・秋）：それは大丈夫ですよ（笑。今度の10月のIID 5周年イベントについてなんですけど。
野：黒崎さん主催のトークのやつですか？ って、あ、いつの間にかフライヤーに名前載ってる。自由大学の林君（当日のモデレーター）から電話かかってきて軽く「いいよー」っていっちゃったんですけど。(*1)
秋：それ「あたらしい仕事のつくり方」ね、参加費も発生する結構ちゃんとしたイベントなんでよろしくお願いします。今日は 5周年イベント全体のご説明を。
野：うう。やっとトークの詳細を理解しました……（林……！）
～～ 仕事的打合わせ ～～
秋：で、今回「IID ボランティア説明会」ってのもやるんですよ。IIDにボランティア登録してくれている人は1300人強で、IID全体のイベントでは 60～70人くらいに協力してもらってるので、もっとIIDでの活動を有意義なものにしてもらいたいと考えていて。
野：1000人……多っ。イベントのときもかなり尽力してもらってますよね。
秋：IIDのイベントではボランティアの人たちに企画運営から入ってもらって、運営に関しては丸投げしたりもします。こっちは事務的な話を通すのと、なんかあったときに責任を取るくらい。
野：知らなかった。そんなに頑張ってもらってたんですね。メンバーに中心になる人たちがいて……って感じですか？
秋：そう。明日もここに集まって5周年企画の会議を自分たちでやるみたい。それで、もっとIIDの一員として関わってもらえるように、インターン制度についてのアイデアも挙がってきていて。IID入居者でも個別に受け入れられてるところはあるみたいなんですが。
野：そですね。IID窓口でインターン受け入れるのは良いかもですね。うちみたいに個人でやってるところは、1日だけくらいなら協力できるって場合もあるし、参加者もIIDのなかでいくつかの仕事を体験してみたい人もいると思うし。
秋：そうそう、そういうのをその書類のアンケート部分に書いて……（ぺらっ
野：（乗せられた！）いまボランティア関連って秋元さんが全部やってるんですか？
秋：だいたい僕のところで全部やってる、かな。IIDに入る前もいろいろボランティア活動に参加してきたんですよ。例えば越後妻有の大地の芸術祭（*2 これは大学の研究室で）とか、CENTRAL EAST TOKYO(*3)とか。
CETは運営側が「良い加減にいいかげん」だったから、インターンの人たちが本気で考えて動かないと企画が進まないんで。でもそれってすごくいいなあと思って。
自分がIIDの事務局に入ることが決まってから、一度仕事を始める前にボランティアに参加したんですけど、「あれやってこれやって」って指示して動いてもらう感じだったし、来てる人も交流しにきてるだけの人も多かったりして、あんまりボランティアスタッフに自分たちが作ってる感がなかった。
だから入って最初に「僕に任せてください」ってボランティア関連を全部受け持って、交通費とかも、それがあるからくるのではなくIIDと関わりたい、何かやりたいからくると言う形にしたくて廃止の方向にもって行きました（それで参加してくれなくなった人もいたのは反省点だけど）。ボランティアの人たちでイベント全体をまわしてもらうようにしてきたんですよ。
野：へえー。N佐藤先生（ASYL *4）のあの企画でも……。大学1年のころCETになる寸前にちょーっとだけかんでました。秋元さんってもともと大学では何やってたんですか？
秋：もともとは千葉大学で建築をやってたんですよ。建築ってお客さんの話もしっかり聞かないといけないし、建設現場のおっちゃんたちともやり取りしないといけないし、他にも関わる人がたくさんいてその間に立つ仕事なので、今の仕事とも近いんですよね。
野：確かにそうですね。私の仕事も間に立つって感覚は共通してるかもです（仕様のこと、印刷の設計図って言ったりするし……）。ランドスケープの人とかはもっと大変でしょうね。
秋：都市計画は行政なんかも関わってきますからね。ってことで話それちゃいましたけど、あとは、書類に3日のオープンオフィス(*1)の時間書いてもらって、それ16日までなんでお願いします。
野：（オープンオフィス参加前提……!?）りょ、了解です。検討しますー。
*1 IID OPEN CAMPUS 2009：http://www.r-school.net/program/event/opencampus2009.html
*2 大地の芸術祭：http://www.echigo-tsumari.jp/
*3 CENTRAL EAST TOKYO：http://www.centraleasttokyo.com/
*4 ASYL：http://www.asyl.co.jp/
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		<title>紙12『とても小さな印刷の大敵／紙粉との格闘』</title>
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		<pubDate>Thu, 13 Aug 2009 03:01:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[紙のメルマガ]]></category>

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		<description><![CDATA[単色（とくに黒）を一面にベタで刷る。
かなり怖い仕事です。デザインを見た瞬間、緊張（笑。
色ムラが出るんじゃないか、重ねたときにブロッキング（裏移り）するんじゃないか……。いろいろ怖い要素はあるんですが、なかでも気になるのは「紙粉」です。
紙粉とは、紙を断裁するときに出てしまう繊維のチリのこと。それが舞い上がったり、静電気で紙表面にくっついたりして、さらに印刷機のローラーにくっついてインキの刷りムラ・白抜けを起こします。それが一番目立つのが、単色のベタ面印刷なんです。
紙粉は紙によって、出やすいものと出にくいものがあるのですが、表面が柔らかくラフなもの、とくにコートボールなどの厚紙は注意です。また、コート紙・マットコート紙など表面にコーティングがされている紙も、コート剤が剥がれてチリになるので、紙粉の量が多くなります。
紙屋さんでは、紙粉を除去するための装置を導入しているところもあり、心配な場合は紙粉除去していただくよう、言い添えておくと良いでしょう。
私も印刷のことを本格的に勉強し始めたころ、この紙粉に悩まされ失敗をかましたことがあります。
そのときは「最も白い紙」と言われる「ルミネッセンス マキシマムホワイト」に黒でベタを刷る、というもの。ルミネッセンスは、表面がパサッとしていて紙粉が非常に出やすく、インキを重ねれば重ねるほど、ツブツブしたチリの跡が出てしまったんですね。
小さくてほとんど目にも見えないのに、印刷してみると目立ったムラになる、なかなか厄介な存在……。
結局、印刷方法を根本的に練り直すことになり、胃の痛い思いをしたことがあります。
しかし、ふわふわでラフ感も強いのに、意外にも紙粉が比較的出にくい紙というのもあります。それは紙。和紙の繊維は一本一本が長いため、粉末状のチリにはなりにくいんですね。ただし非常に柔らかく表面強度が弱いものは、粉にはならないものの表面が「むける」ように剥がれてしまうので注意が必要です。
ちなみに表面が固めで、そこそこ厚みのあるものなら、レーザープリンタで和紙に印刷することもできます。インクジェットだと、インクジェット用のコーティングをしていない和紙はにじんでしまうので使い物になりませんが、野口は強度のしっかりした習字用の半紙にレーザー出力して使うこともあったり。なかなかいいアジが出るんです、が、でも選ぶ紙を一歩間違えるとプリンタが壊れますので、あまり推奨はできません（なら書くなよ……）。
印刷の上では問題ばっかりの紙粉ですが、画材店をふらついていて、この紙粉と同様のパルプ粉末が商品化されているのに気付きました。
見つけたのは日本画材コーナーの顔料素材。メディウムと混ぜて、半立体のように盛り上げたり、紙粘土のベースとして使うようです。確かに紙粉は100％繊維なので安全度が高く、軽く、吸水性があり、染色しやすい。他にもコンクリートの代替材料として再利用の研究がされていたり、ところ変われば役に立つものなんですね。
でも、やっぱり印刷には大敵です！
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		<title>まるおさんとときどきテロリストなおはなし（後編）</title>
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		<pubDate>Thu, 13 Aug 2009 03:00:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[のぐちまわり]]></category>

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		<description><![CDATA[（前編→　http://yohaku.biz/mmgwp/?p=150 ）
＿＿引き続き、イースト・プレスのまるおさんとおはなしです。
先週はまるおさん編集の新刊小説『かれ、ときどき、テロリスト』についてメインで話しましたが、後編は編集者まるお像に迫ってみようかと。もともと出版社を目指してた？＿＿
大学卒業してふらふらしてて、集英社・小学館系の児童向けマンガの編プロに入って、小学館の『コロコロ』だったり集英社の『学習漫画 日本の歴史』をやったり、あとワニブックスのオタク向けマンガ雑誌やったりとか。
ワニブックスのときはマンガ家の担当もしたけど、小学館の下請けのときはマンガの担当しなかったんですよ。完全にマンガ家に会わない。マンガ家に会うのは、小学館の人がやるから。
＿＿マンガ家に会わないマンガ編集ってなにやるんですか？＿＿
編集実務。
『コロコロ』だったら800ページあるのを、ひたすら写植はって……。あとは読者ページとか、マンガページの上下左右にある柱の部分に『のび太くんがんばれ！』とか『◯◯先生に手紙を書こう！』とかあるでしょ。800p × 3 あるから、それをひたすら埋める作業とか。それだけでいっぱいあるんですよ。
そのあと、前の会社の人が立ち上げた出版社（もうないんですけど）、そこは同人作家を発掘してデビューさせたりしてて、コミティアに出てたころのオノナツメをメジャーデビューさせたりしてた会社なんだけど。編プロに2年いて、そこに移って3年くらい、かな。
＿＿で、イースト・プレス。入社後、最初の本が「ムネオ本」だったという……（笑）＿＿
『100%ムネオマガジン』。あれイースト・プレスで出した1冊目なんですよね。ちょうど鈴木宗男が出所してきて、衆議院出馬することが決まったくらいのタイミングで、それと同じくらいに出したら面白いかなと。
イベント*が当たっちゃって本自体はそんなに……だったんだけど、佐藤優と鈴木宗男が同じ本に載ったのはたぶん初めてだから。
※100％ムネオナイト→　http://www.muneo.gr.jp/html/saishin18-02-09.html
＿＿でもAmazonのコメントが軒並み好評じゃないすか。2005年だから、もうけっこう前ですねー。
今は書籍4部の編集長（うろおぼえ）、だよね。書籍4部、というかイースト・プレスはそもそもどういう系の……＿＿
イースト・プレスは、もともとはサブカルコミックの出版社じゃないですかね。『コミックCue』とか十数年前からあるし。会社で「これやれ」みたいなのはあんまりないですね。経営方針が「生き残る」だから。生き残れれば、基本的にはなに出しても良い。
書籍4部は『まんがで読破』とコンビニ500円本と、ビジネス書がメイン。
＿＿生き残る（笑）といいつつ、コミックCueの趣味っぷりも凄いような……いま思えば、2001年から横山裕一を載せてるのは衝撃。まんがで読破は、企画から？＿＿
最初？ いや、プロダクションの持ち込み企画ですよ。出版社を探してて、どこも出してくれなかったらしくて。画を描いてるバラエティ・アートワークスが、マンガ制作集団で、社内の編集は僕だけ。タイトルを選定するのは僕なんですけど。版権の切れたものは膨大にあるから、そこからタイミングを考えて売れそうなタイトルから順にマンガにしていく。
元の作品の版権も切れてるから真似されても文句言えないし、営業力がないと書店に並ばないし。うちは大手じゃないけど、頑張ってコンビニを押さえたから、コンビニで売れた実績をもとになんとか書店の棚を確保しつつあるんだけど。文庫の棚を押さえるのって、本気で大変なんで。
最初は コンビニ：書店 の売上が 7：3 だったから。
コンビニ担当の営業がちゃんと関係を作ってくれたのでいまのとこウマくいってます。幸いマーケットに合ってたんじゃないかな。こっちはこっちで激戦なんだけど。
＿＿相手が本だけじゃないもんね。おにぎりとかね。
なんか、すごい商売っ気のある話になってる。編集者、書籍は特に「いい本が出したい」が第一義な人、いるじゃない？＿＿
そういう人は……うーん。それはそれでいいと思います（笑）。
大手だと違うかも知れないけど、例えば今回みたいな単行本小説を3ヶ月とかかけて作って、それだけだと会社としてはやっていけないし、イチ編集者としてもダメだと思う。まんがで読破みたいなのを月に4冊くらい出して、頭を切り替えて違うものを作ると、面白いものができるんじゃないかって。
小説は自分の中のマーケティングにないものだから挑戦だし、そのぶん思いがある。まんがで読破は、これを出すこと自体がロックなんで（笑）。
基本的に売れる本しかやりたくないですね。売れない本をつくると関わってるみんなに悪いから……。いまはデータとして、他の出版社にも売れ行きの情報とかがいっちゃうから、売れてないと、その作家はよそでも書けなくなっちゃう。
だから、出した後が勝負。
＿＿うん。真っ当に、商売の王道らしい話をすると、アウトローに見えるのが出版業界の不思議なところだよね。じゃあ最後に、これからまるおさんがやってみたいこと、本じゃなくても可（笑。＿＿
僕は本を作って生きたいですけどね。30年くらい。
なんというか……「売れる本」を、当てたいです。マーケティングにないもの。当たり前だけど、自分が本当に買いたい本を作りたいですよね。
みんな本、買わないでしょ。月1冊とか。その月1冊に選ばれる本を作りたいし、選ばれてる時点で売れる本なんで。
昔、橋本治が著者企画でセーターの編み方の本を出したことがあって。しかも売れたんだけど。それってすごいでしょ。そういうのやりたいですよね（笑。
その著者と、編集者じゃないと出なかった、みたいなのが。
なんか、ちょっと格好よくなってきてる……？（笑
＿＿なってるなってる（笑。＿＿
これ（『かれ、ときどき、テロリスト』）、映画化されます。
＿＿……え？ あ、ないよね！ 未定だよね！（調子のんな！）
でも言うとなるって言うし。確かに、そうして出ていっていい小説だと思うけれど。ひとまず、ありがとうございました。＿＿
＿＿来週は、里山ハンモックのみちやまさんとお話しする予定だったんですが、雨には弱いハンモック（と、みちやまさん）。取材日に限って悪天候が続き、先送りになってしまったので、これから佳境に入る『紙ラボ！＠Schooling-Pad 自由大学』の準備や、ゲストとの打合わせの様子など、講座の舞台裏をお伝えして行こうと思います！＿＿
［文中の諸々リンク］
イースト・プレス→　http://www.eastpress.co.jp/
『かれ、ときどき、テロリスト』at Amazon→　http://www.amazon.co.jp/gp/product/4781601669/
『まんがで読破』→　http://www.eastpress.co.jp/manga/
『100%ムネオマガジン』at Amazon→　http://www.amazon.co.jp/dp/4872576217/
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		<title>印刷所レポ！：欧文印刷 さま</title>
		<link>http://yohaku.biz/mmgwp/?p=143</link>
		<comments>http://yohaku.biz/mmgwp/?p=143#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 Aug 2009 03:01:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kainog</dc:creator>
				<category><![CDATA[印刷のメルマガ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://yohaku.biz/mmgwp/?p=143</guid>
		<description><![CDATA[7月28日、埼玉は坂戸市まで印刷所見学に行ってきました。
今回はその見学レポートをお届けしたいと思います。
訪問させていただいたのは、欧文印刷株式会社さまの坂戸事業所。刷版出力からオフセット印刷、並製本までのラインが一通り揃った、かなり広い工場です。80人ほどが働いていらっしゃるとか。
同行メンバーは埼玉で地域参加型アートプロジェクトを運営してるKeitaくん（実家と親族が印刷所）と、現代アート出身デザイナーの川村さん。まずは新技術開発室の山崎さんにお話を伺います。
欧文印刷さんは、もともと出版印刷ではなく製品マニュアルや商業印刷をメインでやっていらっしゃる会社で、有名メーカーの取説を外国語に翻訳するドキュメント制作から、法人向けの印刷を得意としています。
しかしマニュアル類も、データだけ作成して刷るのは印刷費の安い海外でということも多くなってきて、いろいろと新しい展開を試みられています。
そのひとつが、4年くらい前から提供されている「感性価値印刷」。UVニスを使った高光沢とざらざらの混在するコーティングやパールニスなど、ニスコーターを使った高品質な表面加工を提供しています。
今日ご案内いただいている山崎さんこそ、それを支える研究開発をされてるニスのプロなんですね。
（ニスについては下記バックナンバー参照。
・『ニスの多様性』→　http://yohaku.biz/mmgwp/?p=93
・『ニスの多様性のつづき』→　http://yohaku.biz/mmgwp/?p=105　）
また感性価値印刷を使った「プロダクト開発・販売」も進めていて、特殊コーティングしてホワイトボードのように使える紙「消せる紙」や
http://www.obun.co.jp/keserushi/
ニスの組合わせで面白い効果を出したブックカバー「CANSAY」を
http://www.obun.co.jp/cansay/
すでに商品化しています。製造業が物販もやることの挑戦については、印刷業に携わる方々を身近に見ているKeitaくんには感慨深かったよう。
ちなみに欧文印刷さんには本社（本郷）とここ以外に、板橋にオンデマンド専門の事業部もあります。うーん、幅広い対応力。

そして、実際の印刷現場へ。仕事でも仕事以外でもいろいろお世話になっているのですが、埼玉の工場は私も初めて。楽しみです。
まずは印刷用の版を作る製版。
最近ではデータから直接、印刷用の刷版を焼付ける『CTP製版』が主流で、前からあるフィルムを出力して金属版へ焼付ける方法は、ずいぶん減ってきています。欧文印刷さんでは97％くらいはすでにCTPなのだそう。
そのCTPで版を出力するのが「プレートセッター」なのですが、なんというか……「でっかいレーザープリンタみたい」なんです。
プリンタの給紙トレイのでーっかいやつに、厚さ0.24mmのアルミプレートが入っていて、それに画像が焼付けられて出てくるイメージ。CMYKの4色フルカラーの場合は、1つのデータから4枚の版が出力されてきます。1時間あたり40枚の版が出力できるそう。これもまるでプリンタみたいですね。
プレートには純度の高いアルミを使っているので、使えなくなったものはアルミサッシになるらしいです。へえええ。
そして印刷工程へ。
欧文印刷さんには、コーター付きの4色オフセット機、両面印刷用の8色機をはじめとして、菊全判〜半裁の大型オフセット機が6台あります。
あまりの大きさにスケール感がおかしくなります。上で人間が生活できそうなくらい。
印刷機の上にあがって、インキローラーが回っているのも見せていただいたのですが、川村さんも「上から覗いたのは初めて」と楽しそう。
欧文印刷さんでは1台の印刷機に2名のオペレーターがついていて、1人がマシンの横で刷上がりの濃度を測ってチェックし、インキの微妙な調整を加えていきます。4色機の調整を担当するには10年くらいかかるとのこと。最後は人の目なんですね。
最後に製本課へ移動。
坂戸事業所では、折りから貼込み、、中綴じ、あじろ・無線綴じが可能です。印刷フロアのインキの匂いの代わりに、ガシャンガシャンという工業的な音がBGMになっています。
1階は中綴じ機がメインのフロア。
折り機で8ページ、16ページ単位に折られた紙（折り）を、中綴じ機が順に重ねて丁合していきます。でも、その折りを補充するのは自動ではなく人間の仕事。このとき紙の向きが違っていたり、違う折りを補充してしまうといわゆる「乱丁」になります。
それを防ぐために、丁合する部分にはCCDカメラが取り付けられていて、間違ったものが流れてくるとセンサーが自動で止めるようになっているのだとか。アナログなのにハイテク！
そしてでっかいホチキスで止められ、綴じられていない3方の余分なところをカットして、できあがり。丁合から最後にカットするまでは、すべてひとつのラインで行われています。
そして2階のあじろ・無線綴じ機のフロアへ。こちらは背表紙のある冊子や並製本ができるマシンです。はじめに目に入ってくるのは、壁ぎわに沿ってプラレールのように部屋を取り囲むコンベア。
並製本では、丁合したあと、背表紙を糊で固めてから、中綴じと同様に余分な部分をカットするのですが、このとき糊が充分に冷めていないと、背が固まらずにぐにゃっと曲がってしまうんですね。糊が冷める時間をかせぐために、ぐるーっと長いコンベアに乗せて、カットされるところまで運んであげるわけです。
その背固めをする糊にもいろいろ種類があり、まず本文をひとつにまとめる糊、表紙をつけるため表紙・裏表紙に当たる部分のフチに塗る糊、最後に固めた本文の背中に塗る糊、と、3種類の糊が使われています。ただの糊付けと思いきや、けっこう複雑。
なんだかこの時点で、見学者3人にはちょっとしたアミューズメント気分が広がっていたりして。製本はモノが加工されていくところがすべて見えるので発見がいっぱいです。残念ながら、これは現場でないとお伝えできないです……。
それにしても製本専門でもないのにこの製本設備の豊富さは……？
実は欧文印刷さんは戦前は製本所だったのと、主力のひとつである製品マニュアル類は守秘義務があり、自社で完結させる必要があるためとのこと。折りや製本も、外注に出すわけにいかないんですね。
デザインデータからは想像できない、物量の動く圧巻のボリュームと、一度に得た情報量に、見終わってから3人でしばらく呆然としてしまったほど。
印象的だったのは機材のボリュームもさることながら、現場で働いていらっしゃる方々の明るさ・丁寧さ。作業中でも、きょろきょろする来訪者にひとりひとりが挨拶してくださり、作業工程を丁寧に順を追って説明してくださったり、この方々に任せたい！ と思える素敵な現場でした。
webでも人柄出てるなーと思うのが、欧文印刷さんのスタッフブログ。
http://obun.typepad.jp/
野球部の話とか、事業所脇に巣を作った鴨を見守る話とか、読んでてほのぼのとしてしまいます。いいなー、食いっぱぐれたら中途で採用してください（ちょっと本気）。ご協力ありがとうございました。
ということで、長々（ほんとに！）と工場見学レポートでした。また機を見て見学に行きたいなーと思っているので、興味のある方はぜひぜひ声かけてくださいませ。
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