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紙10『広くて深いタック紙・フィルム』
私もまだまだ勉強中なのですが、いますぐ書けそうなテーマとして最近やっていたトライアルと、その時に使った「タック」についてざっくり書いてみようかなと思います。
印刷素材って意味では、紙と隣接するところにタックという意外に知られざる広大なフィールドがあるんだよって紹介になれば。
ちなみにここで「タック」と呼んでいるものは、タック紙ならびにタックフィルムのことです。インキやニス、糊のねばり具合のこともタックと呼びますのでややこしいですが。
「シール」とどう違うかと言われると、確証はないのですが、粘着性のある紙・フィルムがタック、シールはタックでつくられた製品状態の名前ではないかというのが野口解釈です。
「くっつくもの→タック」「貼るもの→シール」というイメージ。
で、このタック、非常にバリエーションが豊富です。
ポイントは「ベース素材・粘着・機能性」。
ベースは大きく分けて「紙・フィルム」に大別され、そのなかでも様々な種類があります。紙だと上質紙や、コート紙、和紙のようなものまで厚みも様々。フィルムも、透明、白、金銀ピカピカなものまで多様です。
粘着にもいろいろあり「汎用・強粘・弱粘・再剥離」などこれらのくっつき加減とベース素材の組合わせで、ものすごい種類のタックがあるのが想像いただけると思います。
さらに、ただくっつくだけじゃなく機能が付与されているものがあり、例えば「冷食(冷凍食品)用」のタックは、氷点下~常温の温度差や結露にも耐えられるようにできていますし、昔ながらのドロップ缶についている「開封済」の文字が残る「改ざん防止用」なんかも面白い機能ですね。
そして先日、印刷の余白Lab.ノベルティとしてトライアルした『sealing pulltop / banso-ko』は、個人情報保護シールの機能を応用してつくられたものです。
http://yohaku.biz/works/06pulltop.html
個人情報保護シールとは、情報を記入して返送するハガキなんかに、郵送中に情報が見られないように貼付けるもの。パターンとして、剥がすと接着層が分離して剥がせなくなるタイプ(圧着ハガキのようなタイプ)と、貼って剥がせる再剥離タイプがあります。
どちらにせよポイントは、シール裏面が黒・グレー・銀など、下の情報が透けて見えないようになっていること。これはカタログ等の訂正箇所に貼る訂正用シールにも共通しています(こちらは剥がせちゃマズイので強粘)。
こうした機能性タックは他にもあります。
シールには「貼る・はがす」というアクションがあるので、機能を本来の目的と違うことに使うと、まだまだ遊べる素材があるんじゃないかと思います。
タックについては、サンプル帖を出しているメーカーもあるので、興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
と、いうことで、ざーっくりタックの話でした。まだまだタックについては書きたいことあるので、機会があれば追加していきたいなと思うのと、質問がありましたら調べます(笑)ので、ぜひ。
[一部メーカーリンク]
リンテック → http://www.lintec.co.jp/
マルウ接着 → http://www1.ocn.ne.jp/~maruu/
王子タック → http://www.ojitac.co.jp/
タック化成 → http://www.tack.co.jp/
DIC タック事業部 → http://www.dic.co.jp/products/daitac/