紙11『梱包の考え方/まとめ買いでお得?』

7月 30th, 2009

紙のメルマガの初回に、紙の流通の話をしました。
( 紙のメルマガ(1)→ http://yohaku.biz/mmgwp/?p=5 )
紙が作られてユーザーの手に届くまでには、製紙会社から紙取次・販売店をへて、印刷所や市場に出るという流れでしたね。

今回は、具体的な紙の買い方のポイントをひとつ、ご紹介したいと思います。

紙の値段は「重さ」で決まるという話も以前しましたが、
( 紙のメルマガ(9)→ http://yohaku.biz/mmgwp/?p=116)
もうひとつ重要かつ基本的な点として今回お話ししたいのは、紙は80枚買うのと100枚買うのとで「80枚の方が高くつくことがある」ということなんです。

その元になっているのが『梱包』という概念。
紙はある程度の量をまとめて製造するため、本来は包み単位で売買されるものです。

例えば、『四六判(1091×788mm) 200枚 で 1梱包』という感じ。
これをB4にカットした場合、1枚につきB4サイズが8枚取れるので、『B4サイズ 1600枚 で 1梱包分』の分量になります。
お米が5kg、10kg単位で売られているのと同じようなことですね。そのため端数(バラ売りする場合)の価格は高く設定されています。

どのくらい違うかというと『 1梱包 200枚 』の、ある特殊紙を購入するとして、以下くらいの差がでることも。
150枚購入:¥19,500(@¥130 ←端数価格)
200枚購入:¥12,000(@¥60 ←梱包価格)
これは極端な例ではなく、どのような紙も梱包価格と端数価格には倍近くの開きがあることが多いようです。

そしてやっかいなのは、1梱包の枚数が、紙の銘柄や厚みによってまちまちなこと。だいたい[ 100枚/200枚/250枚/500枚 ]が基準になっていることが多いのですが、薄い紙ほど1梱包あたりの枚数は増える傾向にあります。

それを考えると、『銘柄は同じ』で以下のような梱包枚数の商品を100枚ずつ買った場合、
[ 1梱包 200枚 ]薄いもの:¥12,500(@¥125 ←端数価格)
[ 1梱包 100枚 ]やや厚いもの:¥8,500(@¥85 ←梱包価格)
というように、本来は価格が上がるはずの厚い紙の方が安くなってしまいます。

なんだか算数っぽい話になってきちゃいましたが……。紙の値段ひとつとっても、これらの複雑な状況を考えて決めないといけないんですね。

印刷所が紙を取り寄せる場合(ほとんどそうだと思いますが)は、このあたりのことも考えて、紙を手配しているはず。印刷費の目安があまりオープンにされていないのは、このケースバイケースの複雑さのためでもあります。
さらに印刷方法でも工夫が必要になってくるんで、自分で言うのもなんですが、印刷のディレクションってけっこう大変なんですよ(笑

自分で紙を購入したり、ある程度まとまった量の印刷物を作る際は、1梱包あたりの枚数を気にしてみると、コストカットに繋がります。
肝心の梱包あたりの枚数・単価は、紙取次さんに問い合わせたり、webで公開しているところもありますので探してみていただければと思います。

もうひとつ、紙の無駄を減らす考え方に『取り都合』というのもあるのですが、長くなるのでそれはまたの機会に。

[一部 紙商社:販売店リンク]
竹尾 → http://www.takeo.co.jp/
平和紙業 → http://www.heiwapaper.co.jp/
ダイコー紙商事 → http://www1.tcn-catv.ne.jp/kami21/
紙アラカルトe紙季彩 → http://www.niwa-p.co.jp/


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