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野口哲と思想書のハマり方のお話(前編)
__のぐちまわり、というか今回はのぐち身内で失礼します。我が家のもう一人の野口、野口哲(さと氏)。大学では経済は経済でも古典経済思想を専攻し、現代思想・評論ばかりを読みあさり、少し遅れてきた20代のサブカルマニア。図書館と古書店が最高の娯楽な彼と、本と思想の話をしたいと思います。__
こんにちは。もうひとりの野口です。哲です。いつも妻がお世話になっております。趣味は古書店で絶版本を掘り出すことです。
__うちにある人文書の数、尋常じゃないよね。経済はまぁ、専門だからいいとして、現代思想・サブカル……。もともと子どもの頃から本好きだったの?__
もちろん。小学生の頃は図書室に引きこもる位で好きでした。同じ本を何度も読み返してたんだよね。例えば源氏物語とか、芥川とか。
__特定の内容が、どの辺のページに書いてあるかも覚えてるのはそのせいか……。私はあまり同じ本読み返さないけど。飽きない?__
飽きないね。飽きるハズないです。ある人が「その可能性の中心」とか呼んでいるけれど、没頭しすぎると咀嚼した後に再構築し原書以上のモノを作り出そうとする。
特に僕の好きな評論に関しては、一冊の作品内で完結することは稀だから、著作を何冊も繋げて考えることが重要になってくるんだね。そのときは複数の著作物の「切断」を意識することが大切。デリダ風に言えば紙とインク自体が切断されている。ただ、切断があるからこそコミュニケーションしようとする。主張のコア部分を抜き出すと、そうやって本に書かれている以上のことを考えるようになるわけだね。
同じフレーズから無限の文脈が引き出せるんだよ(大袈裟)
__あー……、もう一回最初から、お願いできる?(笑。 簡単に言うと、原書を元に自分のStoryを展開して、読めば読むほど野口ワールドが拡張されて楽しいってことか。でもさあ、あんなに家に置いとかなきゃいけないもん? たまに、これ全部捨ててやろうかと思うことあるんだけど(たぶん千数百冊くらい)。__
な、ナンテコトヲイウノデスカ。僕の青春なのに……。そんな恐ろしいことをしたら、したら……。
__したら?__
もう一回揃えるよ!
だって本を探すこと選ぶこと読み込むこと再構成すること物理的に並べることが楽しくてしょうがない。いまは本棚がいっぱいだからセーブしてるけど……。
それに本脈はいつか金脈にうまれかわるかもしれませんよ。
__うーん、読者の皆様どころか、私がついていけなくなってきてますが。いったい思想書のどこが面白くて、彼がそれをどう役立てているのか、頭が痛くなる予感を抱えつつ後編に続きます。__
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