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印刷05『印刷と紫外線のカンケイ』
うーん、今日、暑いですね(9日)。
日差しが強くなってくると、気になるのが紫外線。生物には有害な紫外線ですが、印刷では紫外線が重要な役割をしています。
例えばスクリーン印刷の製版(印刷用の版づくり)。
スクリーン印刷とは、布状のメッシュでできた版の上からインキを透過させて印刷する方法で、身近なところならTシャツのプリントなど、紙以外の布や金属なんかにも印刷できる方法です。
プリントゴッコも一種のスクリーン印刷に含まれます。
スクリーン印刷の製版にもいくつか方法はあるのですが、主なのは、感光剤を塗ったメッシュに紫外線ランプを当て、感光剤を固めるというもの。(頑張れば日光でもできるとか……)
さらに紫外線を使ったUVオフセット印刷も一般化してきました。
オフセット印刷とは、「印刷」と言ったときは大半がこれを指しているほど、インクで印刷物を刷るときの最もメジャーな方法です。
(余談ですが、PCからプリンタで出すのは「出力」と呼びたい。)
ただし、インキの自然乾燥にまかせる通常のオフセットでは、印刷適性の低い紙だと印刷に時間がかかったり、重ねた際にくっついて(裏移り)しまうこともあります。
つまるところ、凸凹したりインキの定着しにくい紙オンパレードな特殊紙に印刷しようと思ったら、一番スタンダードなオフセットが使いづらいんですね。すると先に出たスクリーン印刷や他の方法に頼る必要があるわけですが、これがなかなかお高い……。
そんな特殊紙も含め、PETフィルムなど印刷しにくい素材にもオフセットの可能性を広げてくれたのが紫外線を使ったUVオフセット印刷です。
通常のオフセット印刷とUVオフセット印刷の違いは、使うインキと乾燥方法。
UVオフセットでは印刷に「紫外線で硬化するインキ」を用います。
印刷機に紫外線照射ユニット(響きがかっこいいな……)がついており、そこで一気にインキを固めてしまいます。
そのため機械を出てくるときにはインキは完全に固まっていて、裏移りすることもありません。瞬時に固めてしまうため、インキが乗りにくい紙にも印刷できるわけで。
特殊紙が昔から多用されている業界といえば、代表的なのは「パッケージ」。パッケージに強い印刷所では、通常オフセット機よりもUVオフセット機の方が多く導入されているところもあるようです。
その他、表面加工にも紫外線は力を発揮します。そのへんのことも踏まえつつ、次回から何回かに分けて表面加工(コーティング)の話をしていきたいと思います。
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