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紙07『白にも色々ありまして/白色度と色味』
凹凸の強い紙、光沢のある紙、カラーの豊富な紙など、紙は様々なカテゴライズができると思いますが、もっとも種類が多く、そして見分け方も使い分け方も難しいのが「普通の白い紙」だと思います。
「よくある白い紙で」と言われ、「これとか、こんなのも、こっちなんかでも……」と出していくと「紙ってこんなにあるんですね!」と驚かれることもあります。
そうなんです。むしろ「白い紙」って何も特定していないようなもので。だからこそ、マッチした紙が見つかると嬉しいのですが。
そこで今回は紙の「白」について取り上げたいと思います。
もちろん表面の質感・光沢なども合わさって初めて、用途に合った紙が選べるわけですが、白さに限っていえば、主な基準は「白色度」と「色味」で分けられます。
まず白色度(brightness)とはJIS(日本工業規格)に規定されている、紙などの表面色の白さを表す指標です。なんとなく○○% ってことではなくて、きちんと計測器で測った値なんですね。
白色度が高いほど真っ白な紙になります。
雑誌などで使われている一般的なコート紙だと80~90%、
古紙配合された再生コピー用紙で70%前後。
新聞用紙は55%ほどです。
(最近は良い紙をつかっている新聞も増えてきましたが)
ちなみにエコマーク認定基準では、再生紙の白色度は70%程度とされているようです。日本では衛生用紙(トイレットペーパーなど)も白色度の高いものが用いられてきましたが、70%くらいの「適度な白さ」で再生行程の負荷を抑えながら製造しましょうよということですね。
次に色味とは、黄色っぽい白や青っぽい白など「どの色寄りの白か」ということです。
白色度が低くなっても、さほど色味を感じないニュートラルな白もありますし、ナチュラル感のある白なら黄味に寄っていたり、蛍光増白剤や染料で青味を足す場合もあります。
これは人間の目が青味を足すことで、より白いと感じるためだそう。
白の色味について特殊紙のなかで面白いのは「モデラトーンGA」。<スノー・アイス・ホワイト・ピュア・ナチュラル・シルキー>とホワイト系の色が6色もあります。
メジャーどころだと「ヴァンヌーボV」「Mr.B」「ミセスB」などでも数種類のホワイトの展開が見られます。
また、色味の選択肢が限られている印象の厚物キャストコート紙でも、五條製紙のグロリアシリーズは豊富なカラー展開で頑張ってますね。
ひとことで白と言っても、これらの組合わせで実に多様な色合いを見せてくれるものです。しかしまぁ、国内に流通している白紙の多いこと。似たものは並べてもなかなか見分けがつかないほどです。
こればっかりは目を鍛えるしかないか……。
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今週のピックアップ紙『ルミネッセンス』
白にも色々あれど「いちばん白い紙」といわれているのが、この「ルミネッセンス マキシマムホワイト」。
他に自然な白さの「ニュートラルホワイト」があります。
マキシマムホワイトの方は、確かに他の白紙と比べてみると「うーん、なるほど」と唸ってしまう白さ。数秒前まで白だと思っていた紙が、これと並べると「白くなかった」と思えてしまいます。
白って何だろう、という概念へ切り込む革新の白。
ただし非塗工紙なので、表面はスムースに見えるのですが印刷には気配りが必要です。白い=コート紙のような鮮やかな発色が出るかというと、それはそれ、これはこれ。
全体的に地の白を生かした使い方が良いのではないかと思います。
参考情報
http://www.takeo.co.jp/cgi-bin/site/mdse/search/details.php?d_id=383