木村朋弥くんと写真のおはなし(前編)

1月 29th, 2009

__はい、ここからは息抜き(になるのか?)コーナーです。野口が友人知人の皆様と、思いきりコアな世間話をしていく予定。最初は元勤め先の後輩で、アート・骨董・古書そして写真を偏愛する23とは思えない趣味人、木村くんと写真トークしたいと思います。よろしくねー。>キム __

よろしくお願いしまーす!
ただ今ご紹介頂きました、キムこと木村朋弥です。今は野口さんの元職場で営業を担当しています。大学では哲学専攻……なんですが、現代アートや骨董品やらに熱を上げていてあんまり王道哲学を勉強してませんw
それ以外には、横浜で子供達とライブペイントのイベントなんかもやっています。

__まず主にどんな写真を、どんな手法で撮ってるかをざっと説明してもらってよい? __

主に風景や物撮りをメインに行っています。街中で歩きつつ撮影を行う事もありますが、動感溢れるスナップ! っていうのは撮りません。

撮影はほぼ全てモノクロ銀塩、35mm。以前はブローニーやカラーネガ、リバーサルも撮っていたんですが最近はめっきりです。自家現像、プリントまで考えるとフォーマットを統一した方がやりやすくて、自分でプリントまで行えるのが魅力です。情報量も、35mm以上、今は必要ないと思っています。
撮影はレンジファインダーが大半でしたが、最近一眼レフを使い始めました。一眼レフのキッカリパッキリした視角が新鮮で面白いです。

__デジタルでは撮らないの? __

デジタルでも撮りますよ! イメージを掴むなら色々な制約の無いデジカメはとても魅力的で。例えばちょっと行き詰まったときに、1日目についたものを何も考えずに撮ってみて、家でスライドショーしてみるとか。自分が何を気にしていて、何が面白いと思っているのか、自分の思考や性向、傾向が掴めてとても面白いです。
これにはデジタル、バリバリ撮れますものねw

__『写真』ってことば自体、撮る人によって微妙にニュアンスが違うと思うんだけど、ひとつは「イメージ」として捉えるか「物質」として捉えるかってあるよね。
「2次元のフレームで空間と時間を切り取ったもの」か「光で記録した像を、様々な方法で紙に焼きつけたもの」か。キムは後者寄りなのかなと思うんだけど。__

そうですね! それは確かに。印画紙の中に固着していく銀粒子のイメージはあります。デジタルの様にすぐに移ろっていく、とりとめのないイメージよりも、その場に何とか繋ぎ止めようとする儚い努力みたいなものが印画紙には感じられるかな、と。
まぁ思い込みなんですがw

__素材のこだわりもすごいよねー。チェコ製のコットン100%の印画紙とか 見せてもらったけど、あれ、個人輸入なんだっけ(笑。素材調達ってどうしてる? __

あれは知り合いで写真素材狂が居たので、譲ってもらったんです。共同輸入っていう事でw
もちろん海外のサイトからも買えますし、ebayとかでも出ています。後はギャラリーが個別に輸入しているものもあって、”フォトギャラリー インターナショナル” や ”コスモス・インターナショナル” 等の
会社が輸入してるものも。

でも同好の士との情報交換が一番ですねw
製造中止になった印画紙を冷凍保存して持っているとか、そんな人も居たりします。紙選びはとても大切なので。

自分もコダック社のエクタルアという印画紙が憧れだったんですが、製造中止になってしまって……
本当に悲しい、往年のプリントを見てため息をついています。

__デジタルへの移行でフィルム自体が将来なくなるかも……ってときにほんとアナログだなぁ。そうそう、それで一番聞いてみたかった「コロジオン・プロセス」です!
コロジオン・プロセスとは、1851年に生まれた、ガラス板を使って撮影するフィルム登場以前の撮影法なのですが、木村くんはそれを再現しようとしているのですね。次回は後編として木村くんのコロジオンにかける思いを聞いてみたいと思います。 __

<<<次回へ続く>>>


Trackback URI | Comments are closed.